歯・口の健康と食べる機能

児童生徒の歯・口の健康つくりを推進するために

 児童生徒の歯・口の健康つくりを推進するうえで、口腔機能の健全な発達が重要な課題となってきています。口腔機能には、食べる、話す、呼吸するなどの機能がありますが、咀嚼(そしゃく)など「食べる機能」は、歯・□の健康づくりと密接な関連を持っています。
現代は、経済、社会、文化と多方面で大きな変化が進んでおり、食生活にかかわる様式や食行動は激変しつつあるといっても過言ではありません。「食」にかかわる行動の変化は簡便、効率、便利さに基づく嗜好や価値観によってインスタント食品、調理済み食品、外食を普及させ、食生活が多様化した一方で、食生活と食物そのものが大きく変化して身体的、精神的な健康面への影響が着慣されています。特に「食べ方」の問題は、従来強調されてきた栄養素的側面に加えて、味わいや食べる喜び、生きる意欲とも強く関連する保健行動であるにもかかわらず、教育の場での関心は必ずしも高いとは言えません。
このような現状のもとで将来を担う児童生徒には、正しい情報と学習によって適切な食生活や食行動を学び、「食べる機能」の健全な発達を促すことによって、歯・口の健康つくりを確かにしていくことが急務と思われます。
そこで、本資料では、口腔機能のうち「食べる機能」を取り上げ、歯・□の健康つくりとの関連を重視して解説しました。各学校などにおいて十分に活用され,児童生徒の歯・口の健康つくりの一層の充実が図られることを期待します。